レジンテーブル

単なる家具ではなく
木の将来を”選ぶ“家具や雑貨を創ります。

国土における森林保有面積は7割です。
しかし、国産材の使用率は3割程度で多くの木材は、休眠材や古材となっています。
そんな状況を考えた時、休眠材や古材の価値を知る機会を作り、その輪を広げる。単なる家具ではなく木の将来を”選ぶ“家具や雑貨を創ります。

 

ごあいさつ

はじめまして。
私は群馬県の北部にある川場村で林業を営んでる「原澤林業株式会社」の原澤史浩(はらさわふみひろ)です。

今回、私が林業に従事したころから、感じ・思い描いていた「休眠材や古材の魅力を見出し、手にした人が“自然や環境”を考えられる家具+雑貨作り」を開始することとなりました。
現在製作準備を進めており、この度皆様のご協力を賜りたく人生初のクラウドファンディングに挑戦させて頂きました。最後までご覧頂けますと幸いです。

クラウドファンディング『campfire』へ

 

今回のプロジェクトについて

私たちが今回挑戦するプロジェクトについてご紹介させて頂きます。

結論を言いますと
「休眠材や古材の魅力を見出し、手にした人が“自然や環境”を考えるきっかけづくり」を目指しています。

私たち林業家は木材に携わる人々の存在無くして語ることが出来ません。
様々な想いを持った方々と日々の社会情勢など、多くの話をさせて頂くうちに心に大きく残ったのは

まだ魅力や価値ある木材が活用されなていない現状でした。

我々の林業業界においても様々な現場で発生する木材は、産業廃棄物として捨てられてしまうものが数多くあります。しかし、木材が活用されていない・廃棄されている中世界ではウッドショック問題 ※1 が起きています。

木材

 

そんな中、“私たち林業従事者だからことできることが絶対にある“と感じ、
「休眠材や古材の魅力を見出し、手にした人が“自然や環境”を考えられるものづくり」
ということにたどり着きました。また林業業界内だけではなく世界的に謳われているSDGs※2 に対して貢献できるのではないかと感じています。

※1
ウッドショックとは…2021年に起きた世界的な木材不足による木材価格の高騰のことです。
住宅需要の増加によってウッドショックが起き、市場に、そして経済全体に混乱が生じました。ウッドショックという名前は、1970年代に起きたオイルショック(石油危機)にちなんで付けられたものです。

※2
SDGs とは…持続可能な開発目標は、17の世界的目標、169の達成基準、232の指標からなる持続可能な開発のための国際的な開発目標

 

私たちの想い

消費者が造り手の想いを知り、私たちが「休眠材・廃古材の魅力」を表現することで、自らの「家具」を積極的に選んでもらえる環境を創りたい。

「休眠材・古材の魅力」を自分の手で選ぶ。

その想いは造り手へ届き、サスティナブルな未来へと巡る。

【“積極的サスティナブル“な行動がもたらす幸せの循環がSDGsの実現へ】

それこそが、「NAF(ナフ)」が イメージする姿なのです。

 

パッチワークサイドテーブル

 

NAF(ナフ)の紹介

NAF(ナフ)

 

日々、「木」と関わりを持つ原澤林業ならではの視点で誕生したものづくりブランド「NAF(ナフ)」(Natural Arts Furniture)

休眠材や古材を活用出来ないか、そこからNAFは始まりました。
それらを活用するのはとても簡単なようですが、実は多くの制約もあります。
古材には大きさが違ったり、塗料がついていたり。購入した木材を使用する以上に手間がかかる可能性もあります。

それでも1つ1つの材料を見て、機能性などが問題なく解決するように考えて組んでいくと思いもよらない魅力が生まれることもあります。
また、古材の良さを感じられる製品を届けることで、
手にした人が【自然や環境】について考えるきっかけになればという思いが込められています。

古材

 

EcoPoxyとは?

NAFでは全てのレジンをEcoPoxy社のレジンを使用しています。
ExoPoxy(エコポキシー)は、カナダのエコポキシー社により製造されている植物由来のエポキシ樹脂製品です。
エコポキシー社のレジンは、従来の石油由来の樹脂とは異なり、大豆油をベースとした植物由来の成分で製造されており、使用時・廃棄時の環境負荷を低減する(エコ)、画期的な樹脂製品です。

レジンテーブル(Ecopoxy社レジン使用)

 

休眠材や古材が家具になるまで

手間暇かけて休眠材や古材が魅力的な材料に変わります。

製材前

製材中

製材中

製材後

製材後

 

NAFの家具の魅力

  • 1つとして同じものがない
  • 休眠材や古材でしか出せない木の温かみ
  • NAFの製品購入=幸せの循環、自然や環境を考えるきっかけ、社会的貢献

サイズ・形・見栄えがよくないと言った理由で使われていない木材を活用するには、形から入るのではなく木材から形を考えることが必要です。
古材が持つ強い個性と向き合うことで今までにない家具が完成します。
古材家具は限られた形だからこそ誕生する魅力があります。

 

木の良さ

ぬくもり

木材の断面を顕微鏡で見ると、細胞が集まりストローを束ねたような構造になっています。その1つ1つの細胞には空気が含まれており、熱が伝わりにくくなっています。そのため、触れたときに人の体温を奪わないので、木に触れると自然のぬくもりを感じるのです。

木目

一本の同じ木材でも、切る方向や部位が違うと異なる木目が出てきます。直線に見えることもあれば、曲線に見えることもあります。木目は、自然が年月をかけ生み出した美しさ。人の心を落ち着かせ、穏やかにすると言われています。

味わい

木材は、時間がたつにつれて色合い・風合いが変わります。その大きな原因は、太陽光の中に含まれる紫外線です。木の種類・使用環境によって色の変化は無限です。長く使い続けることで、その木でしか表現できない味わいが増えていきます。

落ち着く

木の香りには気持ちを落ち着かせリラックスさせる効果があります。家の中でも木の香りを感じることでリフレッシュできます。

 

原澤林業の紹介

原澤林業は1972年(昭和47年)4月に祖父の原澤五十二(はらさわいそじ)により、故郷の川場村を活性化したい、豊かにしたいと言う思いで起業したのが始まりです。
今現在では「森林整備事業」「特殊伐採事業」などをメインに日々活動しております。

原澤林業

「幸福経営」を理念に掲げ、植林から住宅素材まで一貫して木材にこだわり、生活に温かさと潤いをもたらす仕事をしています。また山林育成により地球環境保全にも貢献しています。

 

最後に

最後までご覧頂き、ありがとうございます。
このプロジェクトを通して木が好きで、本気で木の将来を考え、知ってもらう機会を作り、その輪を広げていきたいと考えています。
私たちは「木の魅力」で豊かな想いを届けたいと思っていますし、「木」にはその力があると信じています。
単なるデザイン重視の家具作りではなく「木の将来を考え”選ぶ“」家具を創ります。
私たちが目標とする「木の将来」の実現は、皆様のご協力が必要不可欠です。
是非とも、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

NAFスタッフ一同